hetmeckr

reblogger.

hetmek@gmail.com
May 11
Permalink
そもそもサウンドインスタレーションをはじめとする「サウンドアート」なる言葉やそれらを手がける作家たちは基本的に「美術の人」なのであり、同じ「音」を表現手段の中心に据えながらも例えば作曲家、演奏家とは全くちがうアプローチと語法、そして発表の場を用いて成立している。それは、あまりにも違いすぎてお互いぶつかることもなく、議論にすらならないほどなのだ。なので例えばメディアアートの中でのコンピュータ音楽の位置づけのようなものを今考えてみようとすると、お互い似たようなハイテク機器を駆使していながら思想的、人材的にも接点が非常に少ない。「美術の人」「音楽の人」と分けたり、さらにメディアアートではそれらがすべてバランス良く統合されたものでなければならない、と考えたりすること自体がひとつの先入観に縛られていることなのだが、とにかく、ジョンケージ以降「美術の人」たちは何かを受け取り、「音楽の人」たちは理解しながらも今まで築いてきたものを全面放棄してやり直すわけにもいかないようでいる…ようにみえる。

「SoundCreaturesの体験」三輪眞弘

アートラボ第8回企画展 SoundCreatures[サウンドクリーチャーズ] 図録より

(via hysysk)